脱!【やったつもり症候群】|気づかないうちに消耗し続ける

会社員の方へ
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つもり君
つもり君

なんでこんなに頑張ってるのに評価されないの!?

頑張ってるのに評価されない。

悲しいでよね。

頑張っているのに評価されない原因として、そもそも組織が悪いという可能性がありますが、本質的な問題に気づかなければ別の組織に行ったとしても同じことが起こります。

本質的な問題とは、自分が【やったつもり症候群】になっていないか?と言うことです。

少し昔の記事ですが、こんなものを見つけました。

ひろしまスターターズ
ひろしまスターターズは、創業のハードルとなる、ヒト・モノ・オカネの疑問にワンストップで答える情報ハブサイトです。広島県におけるライフについても情報を発信していき、ワークもライフも充実した創業の実現を支援していきます。

【ジャパネットたかた】で有名な、ジャパネットグループの創業者である髙田 明さんのインタビュー記事です。

記事中の内容も素晴らしいのですが、最後の一文に心を刺されました。

創業に必要なのはミッションとパッションです。努力したつもりにならず、本当に努力している自分がそこにいるか、自問自答してください。

出典:ひろしまスターターズ 髙田 明 インタビュー

シンプルだけど強烈な言葉に刺さりました。

刺されすぎて、串刺し状態になりました、

【つもり】というのは、非常に恐ろしい状態です

頑張っているのに評価されていないと感じている人は、もしかすると、何でもかんでもやったつもりになってしまっている【やったつもり症候群】になっている可能性が高いです。

と言うことで、今回は自戒の念も込めて、【やったつもり】について考えていきたいと思います。

ではいきましょう!

この記事を読んでほしい人

こちらの記事は、若手やベテラン、経営者等の立場関係なく全員に当てはまることだと思います。

このような方は要注意です

・頑張っているのに評価されない

・部下のことを考えて行動しているのに嫌われる

・良い商品を作っているのに売れない

こんな感じですね。

過去の僕も、すごく頑張っているつもりなのになかなか評価されずに苦しみました。

(僕の場合の原因は単純で、会社は極めて数字主義の会社だったので、いくら上司のためや会社のために長時間労働してサポートしようと、個人でお金を稼いでこないと評価されないことに気がつきました。)

やったつもり症候群という病気が招く悲劇

【やったつもり症候群】は実際はやっていないのに本人はやったつもりになってしまっている状態です。

問題は2つあり、①実際はやっていないということと、本人はやったつもりになっているということです。

①実際はやっていないという恐ろしさ

これは、本人にとっても周りにとっても悲劇的です。

例えば、『伝えたつもりだった』とかは最悪ですよね。

伝えたつもりって、結局何も伝わっていないので、それが重要なことであればなおさら周りに迷惑がかかりますよね。

また、『頑張っているつもり』というのも怖いものです。

過去の僕もそうでしたが、長時間働くことで頑張っているつもりになっていました。

もう少し細かく言うと、こんな感じです。

長時間会社にいることで長時間働いているつもりになっている

⇨長時間働いていることで努力しているつもりになっている

⇨努力していることで頑張っているつもりになっている

もう、【つもりのつもり】みたいのが重なって最悪です。

しかし、【つもり】は実際には何も生産していません

ただ【つもり】になっている最中は、いっちょまえに体力と精神力は使っています。

体力と精神力を使って何も生産していない状態なので、【つもり】は浪費です。

本人はやったつもりになっているという恐ろしさ

上記のように【つもり】は何も生産しないのですが、本人は生産しているものだと勘違いしてしまいます。

そうすると、やったつもり症候群の周りにいる人は『伝えただろ!』とか『私はこんなに頑張っているのにどうして!』とか、心当たりのない責任を押し付けられることになってしまいます。

しかも、本人はしっかりやっているという認識なので、評価されないという現実に不満を抱えたり、努力しているのに全く成長していないという状況になってしまいます。

僕の先ほどの例でいうと極端な話、長時間会社にいるだけで自分は頑張っているという勘違いをしてしまっていたのですが、普通に考えて長時間会社にいるだけで能力が上がるなんてことはありません。

ワキログ
ワキログ

高まった能力といえば、『いかに綺麗に椅子を並べてオフィスで快適に寝るか』ということくらいですかね・・・・。

僕は4つ並べる派だったのですが、特に頭を置く椅子と腰を置く椅子の高さの設定は完璧です!

以上をまとめると、【やったつもり症候群】は下記のような悲劇を招きます。

  • 体力と精神力と時間を浪費する
  • 周りにいる人が不当な責任をなすりつけられる
  • 本人が一生成長しない

これだけ見ると、害しかありませんね。

やったつもりからの脱却

【やったつもり症候群】は、段階によって分けられます。

  • レベル3:情報をインプットしただけでやったつもりになる
  • レベル2:途中までやってやったつもりになる
  • レベル1:一方的にやったつもりになる

レベルごとに対処法を見ていきましょう!

レベル3:情報をインプットしただけでやったつもりになる

正直超ヤバい症状なのですが、結構います。

最近、情報収集が簡単にできるようになり、様々な情報を簡単に手に入れられるようになっています。

なので、調べているうちに知識だけがどんどん増えて、それだけでお腹いっぱいになり【やったつもり】になってしまう人がいます。

これは、若い方だけじゃなくて、意外にも40歳以上の経営者の方にも結構います。

やたらマーケティングとかマネジメント論とか、偉大な経営者について詳しく語るのに自分は何もしないという経営者とか、インフルエンサーの影響を受けて『うちの会社はオワコンだ!日本自体終わってる!』とかいう社員とか。

この状態の脱却方法は簡単です:口と手を動かしましょう

情報のインプットは、基本的に目と耳を使います。

一方でアウトプットは口か手を使います。

日々の行動の中で、目と耳中心に使っていると感じる人は要注意です。

情報をインプットしたら、必ずアウトプットするようにしましょう。

ちなみに、参考書を大量に買ってそれだけで満足する人もレベル3に分類されます。

レベル2:途中までやってやったつもりになる

仕事とか物事って、最初はいいのですが最後までやろうとすると結構めんどくさいことはあります。

ちなみに、僕は今でもレベル2のようなことをやってしまいます。

それは、『ブログの下書きを作って満足』してしまうことです。

投稿しなければ世に出ることはないのですが、なんとなく下書きを書いて話がまとまってくると、『満足』してしまうんですよね・・・。

それ以外でも中途半端に手をつけて完了していない業務や作業が溜まっているという人は結構いると思います。

そういう人って、口癖のようにこう言います。

レベル2
レベル2

後でやろうと思ってた

はい、解決方法は簡単ですね。

解決策は、後回しにしないことです。

後回しにせず、一回やりだしたら最後までやる、最後までやり切れる時間を確保する、ということが大切になってきます。

こういった作業を途中でやめてしまって中途半端な作業が残ってしまうという方は、逆にいうと骨子は作れるということでしょう。

そういう人って意外と少なくて貴重なので、後工程の作業に関しては外注してしまうのもアリだと思います。

途中まで流れを作っていれば、割とその後の作業ができる人は多いので。

レベル1:一方的にやったつもりになる

レベル1はレベル3と比較して、しっかり口も手も動かしています。

しかし、タチの悪さでいうと一番かもしれません。

『俺前にこう言ったやろ!?』って自分の言動を相手が100%理解するものだと思い込んでいるタイプです。

自分では伝えているつもりになのに、なかなか周りの人が理解してくれていない(ように感じる)パターンです。

これは気持ちの問題になってしまいますが・・・・

6回言えば半分くらい伝わる。程度に割り切ってしまう。

がいいと思います。

結局、一回言えば相手が完璧に理解してくれるというのが幻想であり、そこを自分の理想としてしまうとストレスを溜める一方なので、6回言えば全体の半分くらいは伝わる、と割り切ってしまった方がいいでしょう。

ワキログ
ワキログ

僕も割と『前にも言ったよな?』って言ってしまうタイプでしたが、自分の気の持ちようを変えると、心に余裕ができて以外と一回で伝わるようになりました。

人にプレッシャーを与えてマウントをとっても良いことありませんね。

また、昔の僕のようにただ長時間会社にいるだけで頑張ったつもりになってしまうというタイプもいます。

このタイプは自分の【成果物】とその【効果】という事実を見ましょう。

例えば、ものすごい時間会社でパソコンに向かっていたとしても、成果物がなければ何もしてないのと同じです。

また、成果物があったとしてもその効果が薄いものであれば周りの役に立つこともできませんし、評価されなくて当然です。

だからこそ、【成果物】と【効果】という事実を見るようにしましょう。

ワキログ
ワキログ

僕の同期で、社員で行った研修や旅行の写真を誰よりも率先して撮り、思い出に残してくれる人がいました。そして、忘年会の時なんかも誰よりも頑張って動画を作成したり、資料を作ってくれる人がいました。

しかし、当然本人の稼ぎにはならないのですぐに辞めるハメになったということがあります。

成果物を作ったとしても、それが会社から求められる効果を生み出すものでなければ意味がありません。

まとめ:やったつもり症候群を脱してストレスは減らしましょう

上記で【やったつもり症候群】は周りに迷惑をかけるという話をしましたが、結局一番ダメージを受けるのは本人です。

評価されない、とか、わかってもらえないとかストレスを抱えつつ成長しないので、本人が一番消耗します。

少しでも当てはまると思った方は、是非1度客観的に鏡を見てみてはいかがでしょうか。

素直に『なんで評価されないんですか?』『俺の言ってることって伝わりにくいかな?』と自分の否を疑って聞いてみるのもいいかもしれません。

仕事のストレスを少しでも軽減するためにも、この記事をお役に立てていただくと幸いです。

ではまた。

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