お疲れ様です。ワキログです。
僕は2019年の10月に開業をし、会社員として働く一方で個人事業主として仕事をしていました。
2020年の3月末で会社を辞め、今では個人事業一本で生計を立てております。
いわゆる、フリーランスです。
その中で、会社員とフリーランスでは大きく異なることにきがつきましたので、今回は会社員とフリーランスの違いについて考えていきたいと思います。
先日このようなツイートをしました。
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会社員とフリーランスのよく言われる違い
会社員とフリーランスの一般的に言われる違いとしては、下記のようなことがあります。
- 給料が安定しない
- 全部自分次第
- 自由な働き方ができる
- 保険や税金が面倒
- 手に職が必要
- 誰にも相談できない
他にも例をあげるとキリがないので、今回はこの辺にしておきます。
このような一般的な違いは、調べればいくらでも出てくるので興味のある方は是非調べてみてください。
僕は独立する前に多くの情報を調べましたが、概ね上記のような内容が多かったです。
しかし今回の記事では、『実際に独立してみて感じたリアル』をお届けしたいので、以降が本題となります。
会社員はエスカレーターに乗るようなもの
こんなことを冒頭に言うと会社員の方に怒られるかもしれませんが、まずは事実からお伝えします。
会社員は、思考停止していても給料と仕事を得ることができます。
これが、会社員の強烈なメリットであり、恐ろしい部分でもあります。
僕自身、会社員時代はすごく頑張って仕事をしている“つもり”でしたが、独立をしてみると、本当に会社員は仕事の豊富さと収入の下限の確保と言う点では恵まれていると痛感しました。
一方で、その恐ろしさも感じています。
エスカレーターはイメージ通り、乗ってしまえば何も考えなくても自動で登れますよね。
これが恐ろしいのです。
乗る際(採用試験を受けるタイミング)は一生懸命調べたり、面接の練習をしますが、入社すると安住してしまう人がほとんどです。
それは、無理のないことだと思います。
なぜなら、給料が一定程度保証されているからです。
更に、時代やマーケットの変化に合わせて、経営陣が新たな戦略を立てたり新たな施策を打ち出したりしてくれます。
例えば、新型コロナウイルスの影響で経営が非常に厳しくなると、なんとかしてオンラインでも仕事ができるようにしたり、顧客を獲得する方法を考えます。
もし経営陣だけでは考えられない場合は、外部に依託するなど、死に物狂いで方法を模索します。
コンサルティングとIT業界の経験がある僕の元にも多くのお問い合わせをいただきました。
そのような経営陣の取り組みがあり、会社全体でオンライン会議のツールを使えるようになったり、クラウドによるデータ管理を行えるようになるのです。
もし、会社員として働いていなければ、自ら調べ、行動することによってしかオンラインツールの活用ができるようにはなりません。
つまり、裏を返すと
会社員は一定程度、自分で考えなくても時代に合わせて成長できる環境がある。
とも言えます。
正直、給料の保証なんかよりもこちらの方が大きなメリットだと感じました。
フリーランスは階段をを駆け上がるようなもの
一方で、フリーランスとなるとそうはいきません。
何から何まで、自分で情報を仕入れ、実行しなければ状況は全く変わりません。
また、納期を設定したり確認してくれる存在もいません。
階段はエスカレーターと違い、止まろうと思えば止まれるのです。
この、『止まれる』という環境が、多くのフリーランスを地獄に落とします。
更に、階段はエスカレーターよりものぼるための労力を大きく消耗します。
なので、休みたくなります。
あるいは、ゆっくりのぼろりたいという欲が湧いてきます。
正直、その欲に打ち勝って、駆け上り続けられる人でなければフリーランスにならない方が良いです。これは、断言します。
また恐ろしいもので、自分ではのぼっているつもりで、確かに少しずつのぼっていったとしても、エスカレーターのスピードに追い付かずに相対的な遅れを取ってしまう場合もあります。
【現状維持は衰退】の本当の意味
僕は過去も現在も、基本的にお仕事をさせていただく相手は経営者の方です。
そして、経営者の方々は口を揃えて、『現状維持は衰退である』とおっしゃります。
なんとなく感覚としてはそんな気がしますが、もう少し深掘りして考えていきたいと思います。
先ほども記載したように、会社員はエスカレータで、フリーランスが階段だとすると、フリーランスは会社員が乗ってるエスカレーター以上のスピードで階段を駆け上がらなければ相対的に遅れることになります。
ここに、『現状維持は衰退である』の答えがあります。
冷静に考えてみると、現状維持は止まっている状態なので、衰退ではありません。
もう少し正しい表現をすると
現状維持は、相対的な衰退である
となります。
経営者の方は常に身をもってこの感覚の中で生きているので、相対的な衰退をしないように、常に成長し変化することを求めているのです。
そういう意味では、フリーランスは経営者への道の第一歩とも考えることができます。
フリーランスとしての生き方と会社員としての生き方
僕が独立して痛感したのは、『周りは思っている以上に速いスピードでのぼっている』ということです。
独立当社は毎日が新鮮で事務処理や公的手続きに悪戦苦闘しておりましたが、事業がある程度形になり自分の仕事を冷静に見つめられるようになった途端、急に周りの景色が物凄い勢いで動いているように感じたのです。
結果として、その焦りの中で
上等じゃないか!じゃあもっと速く階段を駆け上がってやるぜ!
という気持ちになり、更にパフォーマンスやスキルは向上していきました。
フリーランスは、常にこのようなスリルがあり自分次第で大きく成長ができる環境です。
一方で、会社員として思考停止しながらエスカレーターに乗っていると、自分でのぼる方法も知らず、体力もない弱な人間になってしまいます。
しかし、経営者レベルで自ら考えて行動ができる人は、エスカレーターという勝手に進む装置の上で自らを鍛えることができるので、最強です。
今回の記事では、フリーランスと会社員に優劣をつけるつもりはありません。
一番お伝えしたいのは
ということです。
フリーランスブームに乗っかろう!みたいな安易な考えでの独立はオススメしませんが、人生の経験としては貴重なものになることは間違いありません。
僕の場合は本当に運がよく、周りの方に支えていただきながら充実した仕事ができています。
そのような方への感謝を忘れず、これからも急な階段を3段飛ばしでのぼっていきます!
ここまで記事を読んでいただきありがとうございます。
このブログのコンセプトは『働くって、本当は楽しい』を配信することです。
主に過去なかなか実績を出せずに悩んでいた自分に対して、当時知っておきたかった考え方や手法を伝えるものです。
仕事は本質的には楽しいことだと思うのですが、少し歯車が合わなくなるだけでとても辛いものへと変化します。
少しでも、働く楽しさを感じていただくためにも更新していきますので、これからもワキログをよろしくお願いします!
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