お疲れ様です。ワキログです。
僕は人前で話すことが非常に苦手でした。
新卒で入った会社では、いつも上司から『声が小さい、何を話しているのかわからない』とダメ出しを受けていました。
今では数多くの提案やセミナー講師の経験を経て、ある程度話すことができるようになったのですが、相当な練習をこなしてきました。
正直、遠回りをしてしまったことが否めないので今回は、効率的にうまく話せるようになる方法について考えていきたいと思います。
先日このようなツイートをしました。
今回の内容は、このツイートを深掘りしていきます。
大前提:話す練習は必ず声に出すこと
言うまでもないかもしれませんが、話す練習というのは必ず声に出して行う必要があります。
話し方の本や動画を見て学ぶのも良いのですが、声に出して練習しなければ絶対に上達しません。
野球の練習をするのに、実際にバットを握らずに動画を見るだけで上達してしまうのは天才でも不可能な話です。
さらに、野球の上達には素振りのフォームも大切ですが、基本的な体づくりも必要となります。
話す練習も同じように、そもそも“話す”という口を動かす行為の基礎体力をつける必要があります。
なので、実際に声に出し、口を動かす練習を繰り返すことが重要となります。
独り言は、最強の練習方法
実際に声に出して練習をすることが重要と分かっても、基本的には誰かと会話をするという行為をしなければ声に出すという機会はありません。
しかし、会話をする機械は限られています。
また、実際の会話のシーンでは自分の話したいことを好きに発するということはなかなか困難です。
なぜなら、当然相手の話も聞く必要があるし、相手に合わせた会話の内容を選択する必要があるからです。
そこで効果的なのが独り言です。
独り言が効果的なポイントは、下記の通りです。
- 相手の話を聞かなくて良い
- 自分の考えを好きに話せる
- 自分の考えをまとめるきっかけになる
- 自分の考えを伝える練習になる
- 即座に話の構成を組み立てる練習になる
また、最も重要なのは毎日気軽にできるということです。
僕は未だに日々話す練習をしていますが、基本的に独り言で練習をしています。
とにかく頭の中で独り言が思い浮かんだ瞬間に話し始めます。
僕の場合は情報発信をしているので、独り言の内容がそのままネタになることがあります。
したがって、話し出すタイミングでスマホを取り出して音声メモか動画を撮るようにしています。
こうすれば、駅や道端で途端に独り言が思い浮かんだとしても電話をしているフリをしつつ、録音しながら話す練習をすることができます。
ちなみに、個人的には朝の支度中やお風呂に入っている時間は思考が整理されて常に独り言が思い浮かぶので、かなりの確率で独りを喋っています。
⬇️実際に支度中に独り言を話している光景@ホテル
がむしゃらな練習は時間がかかりすぎる
上記のように、今では独り言を話の練習としていますが、過去の僕は独り言を活用していませんでした。
話の練習となると、気合を入れる必要があると思い、深夜に会社の会議室で練習をしていました。
未だに覚えています。
0時以降は冷暖房が入らなくなるオフィスだったので、夏は暑さに耐えながら、冬は寒さに耐えながら練習を繰り返していました。
もちろん、このように気合を入れて練習をすることも悪くはないのですが、時間がかかりすぎます。
更に、練習で疲れて翌日の効率に影響します。
これでは、仕事の効率が下がってしまいます。
また、僕の場合は本当に話が苦手だったため、上達するまでに時間がかかりました。
毎日のように体力を消耗しながら練習する期間が長引くと、体力的にも精神的にもかなり厳しくなってきます。
だからこそ、長期的に考えると毎日気軽に実践できる練習方法が効果的になるのです。
ロープレは話の練習ではなく内容の磨き込み
ここで、営業ロープレについて考えてみます。
営業という職種であれば、営業ロープレは必須です。
⬇️過去の記事でも書いているので参考にお読みいただけると幸いです。
営業ロープレと独り言トレーニングの違いとしては
- 実際に相手がいる
- 内容は実際の商談内容
- フォードバックをもらえる
- 他の人のトークを聞くことができる
というところにあります。
つまり、独り言トレーニングは口を動かすことに特化した練習方法であるのに対して、営業ロープレはトークの磨き込みという位置付けになります。
逆にいうと、接客トークの磨き込みができる営業ロープレを、話の練習という位置付けに留めてしまうのは非常にもったいない行為です。
もし、営業としてトークをうまくしたいのであれば
そもそもの話す練習→独り言
トークの磨き込み→ロープレ
と捉えていただけると良いかと思います。
独り言は見える世界を変えてくれる
今回は、話す練習として独り言の活用を紹介させていただきました。
世の中には、話し方に関する教材や情報は無数にあります。
しかし、どうしてもインプットをして満足してしまうことも多いと思います。
重要なのは、実践できるようにすることです。
そして、大前提として元々話しが苦手な人が1週間、2週間、1ヶ月程度で上手くなるなんて難易度が高すぎます。
つまり話の上達には、実際に声に出して話すという経験を継続的に行う必要があるため、無理のない方法を選択するのが賢明です。
本当に話すことが苦手な人でも、3ヶ月くらい独り言を実際に声に出すということを続けていれば、かなり上達します。
そうすれば、今まで以上に自分の考えを人前で話すことができるようになり、相手とのコミュニケーションが取れるようになります。
話は飛躍しますが、海外に行った際に大きなストレスになる要因は、自分の意思を伝えられないことです。
海外で言葉がわからない状態も、話すことが苦手という状態も、満足に相手に自分の意思を伝えられないという点では同じようなものです。
仮に外国語ペラペラで海外に行ったとしたら、コミュニケーションが円滑になり、海外での時間は驚くほどに楽しくなるでしょう。
同様に、話す練習をして今以上に満足のいくコミュニケーションが取れるようになれば、日本での生活や営業活用においても豊かになります。
話すことが苦手な方の、第一歩となるために、この記事を少しでもお役に立てていただけると幸いです。
さあ、この記事を読んだ感想を、良いこともでも悪いことでも独り言で語ってみましょう!
ではまた。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございます。
このブログのコンセプトは『働くって、本当は楽しい』を配信することです。
主に過去なかなか実績を出せずに悩んでいた自分に対して、当時知っておきたかった考え方や手法を伝えるものです。
仕事は本質的には楽しいことだと思うのですが、少し歯車が合わなくなるだけでとても辛いものへと変化します。
少しでも、働く楽しさを感じていただくためにも更新していきますので、これからもワキログをよろしくお願いします!
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