毎日仕事をしていると『会社』を辞めたいと思うこともしばしばあると思います。
しかし、今まで働いてきた会社を辞めるということは、不安になることもあり、結局やめられずに消耗していくことがあります。
また、悩みながらネットで『会社 辞めたい』とかって検索しても結局出てくるのは転職サイトへの誘導をする記事だったりします。
今回の記事では転職サイトへの誘導は行いませんので、純粋に下記のような悩みをお持ちのかたに読んでいただきたいです。
会社を辞めたいと思っているけど、なかなか辞められない
それでは、いってみましょう!
結論:【未来後悔リスト】を作成しましょう
上記のような悩みをお持ちの方は、【未来後悔リスト】を作成しましょう。
【未来後悔リスト】とは、僕が勝手に呼んでいるものなので、一般的な言葉ではありません。
どういうものかというと、
今、会社を辞めたとして1年後の自分は何を後悔していますか?
これを書き出すのみです。
会社を辞めてから1年後の想像して、すこしでも後悔することがありそうならまだ会社を続けるべきだと思います。
逆に、その後悔が【今、自分がこの会社にいる理由】です。
例えば、会社を辞めようとしていた入社3年目の僕の【未来後悔リスト】は下記のようなものでした。
- もっと実績を出してから辞めればよかった
- ただつらいというだけで辞めても転職が成功しなかった
- 辞めたはいいものの、未だに何が自分に合った仕事なのか迷走中
- 1年前の仕事仲間はみんな全力だったし楽しかったな
こんな感じです。
上記のリストをもう少し整理して、現状を客観的に分析します。
- もっと実績を出してから辞めればよかった→まだ実績を出せていない
- ただつらいというだけで辞めても転職が成功しなかった→逃げるような辞め方はできない
- 辞めたはいいものの、未だに何が自分に合った仕事なのか迷走中→今の仕事を自分に合った仕事だと思っていないが、自分に合う仕事がそもそもわからない
- 1年前の仕事仲間はみんな全力だったし楽しかったな→良い仲間と一緒に働けている
未来後悔リストから導き出した現状から、僕はこのように考えました。
どうせ辞めるなら、何かしらの実績を出してから辞めたいな。しかも、なんやかんやで一緒に働いてるメンバーは良い人たちだし、意外と悪くないかも。まあ、もうちょい続けてみるか。どうせ続けるなら実績を出せるように今までよりも工夫しよう。
このように、辞めてから1年後に何を後悔しているか?を考えていくと、まだ会社を続ける理由に変換されるし、以外と今の環境の良さを知って前向きになれます。
【未来後悔リスト】に書き出す項目がなくなったらもう一つのリストを作成する
上記のように、会社を辞めた1年後の自分が何かに後悔をしていると考えられるのであれば、その後悔から現状を冷静に分析して、今の環境で頑張った方が良いと思います。
しかし、一切の後悔が考えられない場合は、どうするのが良いでしょうか?
それは、下記の質問に対するもう1種類の【未来後悔リスト】を作成することです。
このまま会社を続けたとして1年後の自分は何を後悔していますか?
冒頭の質問は、会社を辞めた場合の後悔リストですが、辞めた場合の後悔がないときに考えるべきなのは、続けた場合に考えられる後悔です。
僕が退職する直前は、下記のような後悔がリストアップされました。
- 縛られ尽くしてる職場の中で消耗し続けてしまった
- 昇進したは良いものの、全くメリットがなかった
- お客様のためにというか、数字のために働き続けて全然楽しくなかった
こんな感じです。
僕の場合は自分なりの仕事のスタイルが確立されてきて、かつ実績も出し昇進もし、次の昇進も見えていたという状態でした。
しかし、自分なりのスタイルを確立し、それで実績を出していったからこそ、会社に縛られ、ルールの中で仕事をしていくことへの不毛感をものすごく感じていました。
僕が所属していたコンサルティング会社では、『とにかく数字を稼げ、クライアントの業績を上げまくれ、数字は人格、数字無き者に人格なし』みたいな考えだったのですが、僕は割とクライアントの社長と従業員がやりがいを持って働きつつ業績を上げていく提案をしてきました。
それによって、クライアントの業績上がっていましたし、自分の実績も積むことができたのですが、本当に数字のみを求めていくよりは、少しスピードが遅くなるのです。
しかし、会社としては当然スピードと数字を求めるので、なんとなく信念の部分で合わなくなってきました。
未だに、数字だけではなくて社員と社長の想いを尊重していきたいという気持ちは変わっていませんし、その方が中長期的に見ても絶対に会社と社会のためになると思っています。
ということで、【続ける場合の後悔リスト】を作った結果、自分が何を求めているのかもわかってきました。
簡単にまとめると
- 数字だけではなくやりがいや働きやすさの向上に役立ちたい
- スピードよりも質、着実に良い会社にするための提案をしていきたい
- 自分自身のお金はそんなに重要じゃない
- 昇進して会社の鎖にさらに縛られるくらいなら昇進しなくて良い
このように、続ける場合の後悔リストを作成すると、辞めた後の道筋が見えてきます。
それは、独立するにしても転職するにしても、コンセプトがはっきりしてくるので非常に役立ってくれます。
【未来後悔リスト】の作成方法まとめ
- 辞めた場合、1年後に後悔していそうなことを書き出す
- 1で書き出す項目があるのであれば、現状を分析してまだ続けてみる
- 1で書き出す項目がなければ、引き続き会社にい続けた1年後に後悔していそうなことを書き出す
- 3で書き出した項目から、自分のやりたいこと、信念を導き出す
こうすることで、
本当にやめるべきなのか?
続けるとしたらなぜ続けるべきなのか?
辞めた場合に何をするのか?
ということが明確化されていきます。
今回は、どうせ続けるなら、中途半端ではなく前向きに進めた方がいい、辞めるなら辞めた後、自分が本当に何を望んでいて何をやりたいのかを知っておいた方がいい、という想いで僕の実体験を元に記事にしました。
仕事を楽しく、人生を充実させるものにするために、この記事を少しでもお役に立てていただくと嬉しいです。
ではまた。
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