上司の気持ちを理解する方法【役職ワーク】|全員でやると部下の気持ちもわかる

会社員の方へ
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上司
上司

部下が何を考えているのか・・・さっぱりわからない・・。

部下
部下

上司はいつも頭ごなしに言ってくるわからずやだ。

上司のと部下が双方に気持ちを理解できないというのは至極当たり前のことで、よく起こっています。

しかし、だからこそ多くの方が悩みを抱えています。

そこで、今回はそれぞれの立場を簡単に疑似体験してみるという【役職ワーク】をご紹介します。

部下の立場にある方にとっては、より高い視点で仕事をすることができるようになります。

上司の立場にある方にとっては、より部下の状況を考えたマネジメントができるようになります。

ワキログ
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僕は平社員の経験もあるし、管理職の経験もあります。

そして、コンサルティングの場では経営者・管理職・新入社員、どの立場の方の意見も聞くことがありました。

【役職ワーク】はシンプルで簡単な方法ですが、それぞれの立場の気持ちを理解するために役立ったのでご紹介させていただくことにしました。

この記事を読んで欲しい人

今回の記事は、若手の方にも管理職の方にも当てはまるものなのですが、新入社員研修の一環で行うのも割とオススメです。

部下の立場である方

・どうすれば視点の高い仕事ができるかわからない

・上司に頼まれた仕事をしているのに、上司が納得しない

・『もっと責任感を持て』って言われても、ピンとこない

上司の立場である方

・『育てたい』という気持ちがあるのに全く理解されない

・何故部下があんなに危機感がないのかがわからない

・自分の上司と部下の板挟みになっていて辛い

こんな感じですね。

各自の立ち位置がわかる【役職ワーク】

役職ワークは下記の手順で進めます。

  1. A4の紙に役職(会社によって異なります)・株主・部外者と書く
  2. 上記の紙を1mくらい間隔を開けて置く
  3. まず自分の役職の上に立ち、その後いろいろな役職の上に移動してみる
  4. その役職から前後を見て純粋に思うことを考える
  5. さらに【下の人に求めること】【上の人に求めること】【自分のやるべきこと】を考える

と言った感じです。

みんなでグループワークとしてやる場合は、各ポジションに実際の人が立つと、よりリアルに各役職の想像ができます。

もし一人でやる場合は、紙に各役職を書いて、消しゴムでもなんでもすごろくのように移動させれば🆗です。(一人でやるのも全然アリです)

例として役職を並べてみましょう。(わかりやすいように人のイラストも並べています。)

まず、自分が平社員の場合、課長に移動してみましょう。

今まで見えてこなかった【次長】の存在が近くに感じられるはずです。

そして、課長として【下の人に求めること】を考えてみます。

課長という立場は次長からのプレッシャーもあるし、自分自身の業務もやりながら平社員のことも考えないといけないので結構大変です。

なので純粋に『助けて欲しい』と思うかもしれません。

具体的には日々の細かい業務は平社員にやってもらい、自分は営業成績を積極的に作ったり、次長への報告業務に専念したい、といった感じです。

その時、一度平社員である自分の立場に戻って考えてみると、『課長が求める平社員になれているのか?』という問いを自分自身に投げかけられるはずです。

次は平社員を部長に移動させてみましょう

部長になると、圧倒的にマネジメントする人数が増えて、しかも社長との板挟みになっています。

こうなると、平社員なんかには目もくれず、次長や課長に対して厳しく成果を要求しそうです。

平社員が思っている以上に、課長や次長は部長から厳しく詰められています。

だから、課長も平社員に厳しくなるのですね。

次は平社員を社長に移動させてみましょう

全く頼れる人がいない状況の社長の立場になってみると、不安を感じるはずです。

しかも、オーナー社長であればいいのですが、上場企業や雇われ社長の場合は株主からの圧力がとても大きいです。

なんでもかんでも人に頼ることができる平社員からは到底考えられないようなポジションでしょう。

こんな感じで、いろんな役職に動いて周りを見渡してみると、結構別の役職者の気持ちがわかったりします。

ワキログ
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ちょっと面白いのでもっといろんな人を動かしてみましょうか。

次長を平社員に動かしてみます

次長が思うほど、平社員の立場から次長は近い存在ではありません。

なので、話す時は普通に緊張するかもしれないです。

また、平社員として【上の人に求めること】つまり、課長に求めることを考えてみます。

そして、出てきた答えというのが【次長として課長に指導するべきこと】です。

果たしてそれが本当にできているのか?自問自答して実際の行動に落とし込みます。

次長を課長に動かしてみます

課長は、自分の直属の部下になる人間です。

そして、自分と同じ中間管理職の立場ですが、部長からの圧力が直接降りかかるわけではないので、次長ほどの危機感がわかないのは普通のことです。

最後に部長を株主に移動させてみます

株主の立場になってみると、社員が楽しんでいるとか関係なく、とにかく株価を上げることのみを求めることがわかります。

そして、その矛先は当然者長に向きます。

いろいろな立場で物事を考える重要性

上記で挙げた例は、ほんの一例です。

よく、『一つ上の立場のことを考えて仕事をしろ!』という言葉を聞きますが、実際、本気で成長しようとすると商流の高いところに視点をおく必要があるので、下記くらいがちょうどいいと思います。

2つ上の役職の視点を持って、1つ上の役職の仕事をする

そうすると、思考停止している場合ではありません。

言われることをこなしている場合ではありません。

その会社で頑張るも、独立するも自由ですが、この目線を上げた仕事の仕方のクセづけはどの道にしろ大いに役立ちます。

そして、管理職である立場の人も、このワークを通じてさらに上の立場の視点を学び、そして忘れてしまっていた下の立場の人の状況も考えたほうがいいでしょう。

ちなみに、この時考えるのはあくまでも今の状況です。

よく、『俺が平社員の時はな!』と話す人がいますが、何歳であろうとそれは老害です。

まとめ:どの立場であっても一度やってみることをオススメします

管理職の立場でも、そうじゃない立場でも【役職ワーク】をやってみると、今までに見えなかった視点が見えてきます。

どなたにもオススメですが、新入社員研修の一環として行うのは特にオススメです。

新入社員どうしで、いろいろな役職に立ってもらい

『課長として新入社員に対して何を求めますか?』とか質問すると、結構いろいろな意見が出てきます。

新入社員に対して一方的に『こういうことをやってください』と指示をするのではなく、本人に気づいてもらうのが一番手取り早いです。

ワキログ
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僕は自分自身悩んだ時に一人で実践していましたし、多くの会社で研修をやってきました。

この記事だけでは足りないという方は、何でもいいので是非ご意見やご質問をください。

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変な認識の違いで、役職間でギスギスするのはもったいないので、双方に歩み寄って楽しく仕事をするためにもこの記事をお役に立てていただくと幸いです。

ではまた。

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