言ったことをやってもらえない理由はシンプルです|言ってしかいないからです

会社員の方へ
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言ったことをやってもらえないって、ストレスですよね。

仕事でもプライベートでも、言ったことをやってもらえないのは結構ストレスになります。

仕事の指示の場合には『ちゃんと言ったことやれよ!』って気持ちになります。

でも言われた側は

言われただけでできるわけねーじゃん

と、思っているかもしれません。

善意のアドバイスの場合は『せっかく言ってやったのに!』って気持ちになります。

でも言われた側は

そんな、お節介だし。やるなんて言ってないし。

と、思っているかもしれません。

今回はそんな【言ったのにやってもらえない】について考えていきます。

結論:【やってみせる】か【啓蒙と継続】です

善意のアドバイスは、そもそもこちらが親切心で言っているだけなので、相手がどう行動しようが相手の自由です。

なので、善意は善意として留めておき、それによって相手がどうなるかは気にしないようにしてしまった方がいいです。

下記が関連記事なので、お時間のあるときに見ていただけると嬉しいです。

問題は、仕事での指示についてです。

基本的に『言っただけ』でなんでもできる人はいないので、プラスαのサポートが必要です。

この場合は【やってみせる】か【啓蒙と継続】をするべきでしょう。

①【やってみせる】について

まず、言ったのにできない理由としてやり方がわからないという場合があります。

あるいは、やる必要性を感じていない可能性もあります。

こういう場合は、実際に一度やって見せて、やり方を具体的にみせると同時にやることの効果を感じてもらう必要があります。

例えば、『営業で訪問した会社には必ずお礼の手紙を送っておけよ』とちょっと古臭い指示をしたとします。

指示された側は、なんとなく『承知しました』と答えていても、心の中ではあまりしっくりきていないとします。

いや〜手紙に何かけばいいのかな〜。というか、今の時代に手紙かよ?

そして、翌日になり、さらに翌日になり・・・・。

やらない日が続き、1週間後の会議でやっていないことが発覚して『なんでやってないんだよ!』という状況になってしまうのです。

このような状況を回避するためにも、最初は一緒に文書を書き、手紙が本当に効果のあることなのであれば実際にどのような効果をもたらしたのかを伝えてあげるのです。

『例えば、単なるお礼だけじゃなくて、先方の言っていた一言を引用することで【こんなことまで覚えてくれていたなんて】って思ってもらうことができるよ。お客さんに何故うちの商品を選んでくれたのかを聞いたら【きめ細かい配慮に安心感がもてた】って言ってくれることが多いんだ』

とかです。

古臭い例をあげましたが、どんな業務においても言えることです。

このように、言って聞かせるだけではなくて、やってみせることは【言ったことをやってもらう】ために重要なアクションとなるのです。

僕が新入社員の頃にもまさにこれを痛感して、当時の日記にも書いていました。

②啓蒙と継続について

次に、言ったのにできない理由の2つ目として、そこまでやるモチベーションになっていない、あるいは単純に忘れているということがあります。

言われた瞬間に処理するほどの能力の高い人であればいいのですが、後回しにした場合には、結構このパターンに陥ることがあります。

あまりやる気にならず、そのタスクの優先順位が下がり後回しにする。

その結果、1週間後の会議でやっていないことが発覚するという状況に陥るのです。

これは、やっていない本人も悪いのですが、指示を出した上司のマネジメント責任でもあります。

そして、例によって『なんでやってないんだよ!』と怒り始めるのです。

こさらに最悪なのは、その後1時間くらいかけて懇々と説教をし始めることです。

不定期開催の1時間の説教より、毎日20秒の啓蒙を継続する方が圧倒的に効果的です

こういうケースって、割と言えばやります。なので、1日1回『あの件終わった?大丈夫?』と確認するのです。

別に直接話さなくても、チャット等でOKです。

これくらい、20秒で終わります。

大切なのは『ちゃんとやった?』という啓蒙を、継続することです。

すごくシンプルなことなのに、指示をしたらそれっきりで、これが抜けているケースが多すぎます。

もし、その際に『できていない』という返事になった場合は、そのタスクを処理する時間を確保できていないか、あるいはやり方をわかっていない可能性があるので早めのフォローが必要です。

処理すべきタスクに関しては根性より実務

コンサルティングをしていると社長や管理職から『社員が全然言ったことを実行しないんですよ。この前2時間面談をして仕事の大切さについて教えたら、翌日は良くなってるのにその翌日からはまた前と同じ状態で困っているんです。』という話を聞くことがありました。

2時間の面談という名の説教って、本当に不毛です。

無意味です。

そういう根性論より、1日20秒だけ使って確認をした方が圧倒的に実行に移すことができるし、何か問題があれば早期に発見できるようになります。

多分、説教をして満足しているのは説教をしている側だけです。

まとめ:言っただけでやってもらえること自体が妄想

言っただけでなんでもできてしまう人はよっぽど能力と意識が高く、自身でタスクマネジメントができる優秀な人です。

『ちゃんと丁寧に伝えているはずなんだけどな〜』と悩みを抱えている方は、上記のように【やってみせる】・【啓蒙と継続】をすればもっと高確率で言ったことをやってもらえるようになります。

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そもそも、『この人の言ったことなら何がなんでもやりきる』と思ってもらうくらいの権威を手に入れられればいいのですが、なかなか難しいので今回の前提条件からは外しています。

最初はちょっと面倒かもしれませんが、こうした地道なアクションによって言ったことをしっかりやってもらえる人間になると、仕事が格段にしやすくなるし、ストレスがたまりにくくなるし、楽しみも増えます。

お互いのストレスを減らし、無駄な説教をなくし、仕事を楽しむ場にするためにもこの記事を少しでもお役に立てていただくと嬉しいです。

ではまた。

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