今回の記事は動画でも紹介しているので、音声が良い方はこちらをご覧いただけると嬉しいです。
『どうしましょう?』:仕事をする上でのNGワードです。
『◯◯さん、これ、どうしましょう?』という言葉は、控えめに言って最悪な質問です。
しかし、仕事をしていると上司や先輩によく言ってしまいがちな言葉でもあります。
この話題を扱う前提として、”ビジネス変換”という考え方についてお伝えしておきます。
例えば、〝こんにちは〟を英語に変換すると〝hello〟になります。
これは日本語と英語の変換ですが、同じ日本語でも、日常生活とビジネスでは違った意味になる言葉がいくつもあります。
そのうちの一つが『どうしましょう?』です。
このビジネス変換をすると、タイトルにもあるように
『どうしましょう?』=『僕は考える能力もないし、考える努力もしません』
になるのです。
例えば、下記の例文を見てみましょう。
『ワキログさん、来週のお客様への営業ですが、どうしましょう?』
これを、冒頭で記載した言葉に置き換えると、
『ワキログさん、来週のお客様への営業ですが、僕は考える能力もないし、考える努力もしません。』
と、言われているようなものです。
これを言われた先輩や上司は困りますよね。
そうです、困るのです。
しかも、質問をしてる本人は無意識のうちにこの言葉を使ってしまうので、さらに困りものです。
ここまでの話をまとめると
- 日本語を英語に変換するように、日常用語とビジネスシーンでも変換が行われる
- この変換をビジネス変換と呼びます(ワキログ特有の用語です)
- 『どうしましょう?』は『僕は考える能力もないし、考える努力もしません』と変換されます
- 言われた側は困ります
こんな感じです。
ただ、この非常に困る言葉『どうしましょう?』はある枕詞(まくらことば)を置くことによって
このような変換はされず、純粋に相手に意見を求める言葉として機能してくれます。
その枕詞とは、スバリ
『僕は○○のように考えていますが』
です。
先ほどの例文に当てはめてみましょう
『ワキログさん、来週のお客様への営業について、僕は提案資料として会社紹介と商品紹介、そして事前にヒアリングした先方の情報をまとめたヒアリングシートを準備しようと考えていますがどうしましょう?』
これだと、しっかり質問として機能していますね!
なので、今後上司や先輩に『どうしましょう?』と言いそうになったら、まず自分なりに調べられることは調べ、
さらに考えを整理した上でこの言葉を使うようにしましょう。
これをすることによって、以下のようなメリットがあります。
- なんでも他人任せの指示待ち人間にならない
- 自分で調べ、考えをまとめる癖・能力が身につく
- 質問の結果、上の人との考えの違いを明確に確認することができる
もし、上司や先輩の立場にある方が下の方から『どうしましょう?』と言われたら
必ず自分の考えを枕詞として使ってもらうように指示しましょう。
自ら伝えるもよし、この記事を見てもらうのもありだと思います。
更にもっと言うと、、、、、
ここまで、これだけ『どうしましょう』について書いてきましたが、結論
『どうしましょう』は使わない方が賢明です!
『どうしましょう』は広すぎる疑問詞なので、どうしましょうではなく
- いつ頃にしましょう?
- 他に必要な準備物はありますか?
- どこか他によろしい場所はございますか?
等の5W1Hの質問になっている方がより意図が明確になり適切な回答が得られるでしょう。
仕事を楽しく、成長できる場にするために、少しでもこの記事がお役に立っていただくと嬉しいです。
ではまた。
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