
お疲れ様です。ワキログです。
僕は今、週に3〜5回ジムに通って筋トレをしています。
出張が多い生活の中で、どうやって続けているのかと聞かれることもあるのですが、続けるうちに気付いたことがあります。
それは、「筋トレは経営にものすごく似ている」ということです。
今回は、筋トレを通して見えてきた「伸びる仕組み」について、僕自身の記録も公開しながらお話しします。
先に結論をお伝えします。
体も会社も、気合いではなく「仕組み」で強くなる。
「筋トレと経営なんて、全然関係ないでしょ」と思った方もいるかもしれません。
でも、実際にやってみると、驚くほど共通点が多いんです。
目標を立てる、現状を数字で把握する、弱点を見つけて手を打つ、続けられる仕組みをつくる。
これは、僕がコンサルとして工務店さんや経営者の方と一緒に取り組んでいることと、まったく同じです。
筋トレをしている方にも、していない方にも、きっと仕事のヒントになる内容だと思います。
少し長くなりますが、お付き合いください。
気合いではなく「設計」で続けている

まず、僕の今の筋トレのやり方からご紹介します。
ジムに行く頻度は、週に3〜5回です。
「週5回なんてすごい」と思われるかもしれませんが、実は毎週きっちり5回行けているわけではありません。
出張の多い週は3回、比較的落ち着いている週は5回。
週によって頻度がバラバラになるのが、僕の生活のリアルです。

頻度がバラバラだと、何をやればいいかわからなくなりませんか?

だからこそ、「頻度がバラバラでも崩れないメニュー」を先に設計しておくんだよ。
続かない人の多くは、意志が弱いのではなく、「続けられない設計」になっているだけです。
「やる気がある日にやる」ではなく、「やる気がなくてもできる形」にしておく。
これが、忙しい人が何かを続けるための一番の近道です。
例えば、「月曜は胸、火曜は背中、水曜は脚…」というように、曜日ごとに鍛える部位を決めるやり方があります。
これ自体はとても良い方法なのですが、僕のように予定が読めない生活だと、一度崩れた瞬間に「脚の日が2週間なかった」ということが起きてしまうんです。
そこで僕は、生活に合わせてメニューそのものを設計し直しました。
設計を見直すときは、次の3つを考えてみるのがおすすめです。
- 一番忙しい週でも、最低何回ならジムに行けるか
- 一回のトレーニングに、何分までなら使えるか
- 予定が崩れたとき、どこから再開すればいいか
「一番うまくいったとき」ではなく、「一番忙しいとき」を基準に設計する。
これが、続く仕組みをつくるうえで一番大切な考え方だと思っています。
うまくいっているときに続けられるのは当たり前で、本当に差がつくのは、忙しくて崩れそうなときなんですよね。
これは、会社の仕組みづくりとまったく同じです。
理想的な仕組みでも、現場の実態に合っていなければ、すぐに形だけのものになってしまいます。
続く仕組みは、「理想」ではなく「現実」に合わせて設計する。

工務店さんの支援でも、「立派なルールをつくったのに誰も守らない」という相談はとても多いです。原因の多くは、ルールが現場の忙しさに合っていないことなんですよね。
逆に、現場の実態に合わせてシンプルに設計し直すだけで、驚くほど続くようになります。
「こんなに簡単でいいの?」と思うくらいで、ちょうどいいんです。
数字を記録すると、弱点が見えてくる

筋トレで僕が一番大切にしているのが、数字の記録です。
恥ずかしながら、今の僕の記録を公開すると、こんな感じです(2026年7月時点)。
- スクワット:70kg × 10回 × 3セット
- インクラインスミスプレス:55kg × 7回 × 3セット
- 懸垂:自重で12回(10kgの重りをつけると6回)
- ダンベルプレス:30kg × 6回 × 3セット
- デッドリフト:110kg × 8回 × 3セット
すごい数字ではありませんが、大事なのは「今の自分」を正確に知っていることです。
数字を並べてみると、「懸垂は自重なら12回できるのに、10kgの重りをつけると6回に半減する」ということもわかります。
同じ種目でも、条件が少し変わるだけで、結果は大きく変わる。
これも、記録をつけていなければ気付けなかったことです。
記録のつけ方は、とてもシンプルで大丈夫です。
- 種目
- 重さ
- 回数とセット数
この3つを書くだけで、「前回の自分」と比べられるようになります。
そして、比べられるようになると、トレーニングが一気に面白くなります。
「前回より1回多くできた」が、目に見えてわかるからです。
記録がないと、今日のトレーニングが良かったのか悪かったのか、感覚でしか判断できません。
感覚だけで判断していると、人は「頑張った気」になってしまうんです。

こうして数字を公開すると、「次はここを更新したい」という良いプレッシャーにもなりますね。
記録をつけていると、面白いことが見えてきます。
例えば僕の場合、ハンマーカールという腕のトレーニングをしていると、いつも左腕のほうが先に限界を迎えるんです。
右はまだいけるのに、左がもう上がらない。
つまり、左右で筋力に差がある、ということです。

左右差なんて、気にしなくてもいいんじゃないですか?

放っておくと、強い側ばかりが頑張って、弱い側はいつまでも育たないんだよ。
弱点は、放っておくと自然には治りません。むしろ、強い部分がカバーしてしまうので、どんどん差が広がっていきます。
だから今は、左右差を意識しながら、弱い左側を丁寧に鍛えるようにしています。
これも、会社とまったく同じです。
例えば、営業成績。
会社全体の売上は伸びているのに、実は一人のトップ営業がほとんどを稼いでいて、他のメンバーは伸び悩んでいる。
全体の数字だけを見ていると、この「左右差」にはなかなか気付けません。
だからこそ、数字を「分けて」見ることが大切なんです。
人ごと、商品ごと、集客の経路ごと。
細かく分けて記録していくと、「どこが強くて、どこが弱いのか」がはっきり見えてきます。
僕が支援している会社とも、集客数や契約数、アポ率といった数字を毎月一緒に見ています。
「頑張っているのに成果が出ない」と感じているときほど、数字を分けて見ると、どこで取りこぼしているのかが一目でわかるんです。
問い合わせは多いのにアポにならないのか、アポは取れているのに契約にならないのか。
弱点がわかれば、打つべき手もはっきりします。
筋トレで左腕だけを丁寧に鍛えるように、会社でも弱いところにピンポイントで手を打つ。
全体を一律に頑張るより、弱点に絞って手を打つほうが、ずっと効率よく全体が底上げされます。
弱点は、数字を「分けて」見たときに初めて姿を現す。
忙しい人ほど「全身法」が合う理由

では、頻度がバラバラな僕が、どんなメニューを組んでいるのか。
答えは「全身法」です。
全身法とは、1回のトレーニングで、脚・胸・背中など全身をまとめて鍛えるやり方です。
僕はこれを、内容の違う「Aの日」と「Bの日」の2パターン用意して、交互に回しています。
- Aの日とBの日を、行ける日に交互にやるだけ
- どちらの日にも、全身の主要な種目が入っている
- サイドレイズと腹筋ローラーは、両方の日に必ず入れる
この設計のいいところは、週に何回行けても、全身がまんべんなく鍛えられることです。
週3回でも、週5回でも、崩れない。
出張で間が空いても、次に行った日に「次はBの日」とやるだけで、すぐに元のリズムに戻れます。
「今日は何をやろう」と迷う時間がなくなるのも、大きなメリットです。
ちなみに、全身法には「一つひとつの部位にかけられる量が少なくなる」というデメリットもあります。
それでも、「完璧なメニューをたまにやる」より、「そこそこのメニューを確実に続ける」ほうが、今の僕の生活には合っていると感じています。
100点の計画を30%しか実行できないより、70点の計画を100%実行するほうが強い。
これは、経営計画でもまったく同じことが言えます。
迷う時間が減ると、行動のハードルが一気に下がります。
これは、仕事の「型」づくりとよく似ています。
毎回ゼロから考えるのではなく、「これをやればいい」という型があるから、忙しくても品質が落ちないんです。

僕が「工務店経営の14ヶ条」のような型をつくっているのも、同じ理由です。型があれば、誰がやっても、忙しくても、一定の水準で回せるようになります。
逆に言えば、忙しい会社ほど、ルールやメニューを「シンプルに、崩れにくく」する必要があります。
あれもこれもと詰め込んだ計画は、一度崩れると立て直すのが大変です。
シンプルで、どこから再開しても大丈夫な仕組み。これが、忙しい人や会社が続けるためのコツです。
ジムに行けない週の考え方
出張が続いて、どうしてもジムに行けない週もあります。
そんなときに大切なのは、「できなかった」と落ち込まないことです。
仕組みがしっかりしていれば、次に行った日から、また淡々と再開すればいいだけ。
一度崩れても、すぐに元に戻れる。
これも、良い仕組みの大切な条件です。
「必ずやること」は、判断の余地を残さない
サイドレイズと腹筋ローラーをAの日にもBの日にも入れているのは、「毎回必ずやる」と決めてしまえば、迷わずに済むからです。
「今日はやるかどうか」を考える余地を残すと、忙しい日ほど「今日はいいか」と省いてしまいます。
会社で言えば、毎朝の朝礼や、週に一度の数字の確認のように、「どんなに忙しくても必ずやること」を決めておくのと同じです。
大事なことほど、判断の余地を残さずに仕組みに組み込んでしまう。
これが、忙しさに流されないための一番確実な方法です。
伸び続けるために必要な「漸進性」と「休養」

筋トレには、「漸進性過負荷」という大切な考え方があります。
簡単に言うと、「少しずつ負荷を上げていかないと、体は成長しない」ということです。
毎回同じ重さ、同じ回数をこなしているだけでは、体はその負荷に慣れてしまいます。
だから、重さを少し上げる、回数を1回増やす、セット数を増やす。こうした小さな「上積み」を続けることが大切なんです。

でも、毎回重さを上げるなんて、きつすぎませんか?

毎回じゃなくていいんだよ。昨日より1回多くできたら、それで十分な前進なんだ。
成長は、劇的な変化ではなく「1回分の上積み」の積み重ねです。
1回の上積みは小さくても、1年続ければ大きな差になります。
仕事も同じですよね。
いきなり売上を2倍にしようとしても、うまくいきません。
でも、アポの数を月に1件増やす、提案書の質を少しだけ上げる、という「小さな上積み」なら、誰でも今日から始められます。
筋トレでも、デッドリフトの重さを一気に20kg上げようとしたら、まず間違いなくケガをします。
でも、2.5kgずつなら、体はちゃんとついてきてくれます。
大きな目標ほど、小さく刻んで、確実に積み上げる。
これが、ケガをせずに長く伸び続けるコツです。
そして、もうひとつ大切なのが「休養」です。
筋肉は、トレーニングしている最中ではなく、休んでいる間に大きくなります。
どれだけ頑張っても、休まずに鍛え続けると、体はどんどん疲れて、むしろ記録が落ちていきます。
頑張ることと同じくらい、「休むこと」も計画に入れておく必要があるんです。
真面目な人ほど、休むことに罪悪感を持ちがちです。
でも、休養はサボりではなく、成長のための大切な工程です。
停滞期は、必ず来る
筋トレを続けていると、どれだけ頑張っても記録が伸びない時期が必ずやってきます。
いわゆる「停滞期」です。
そんなときにやるべきことは、やみくもに回数を増やすことではありません。
フォームを見直す、休養をしっかりとる、メニューの組み方を変える。
つまり、「頑張り方」そのものを見直すことです。
会社の業績が伸び悩んだときも、「もっと頑張れ」ではなく、「頑張り方を変える」ことが突破口になります。
成長は「負荷」と「休養」のセットで起きる。どちらか片方だけでは、人も会社も伸びない。
会社でも、繁忙期がずっと続くと、社員さんはどんどん疲弊していきます。
忙しい時期の後に、しっかり立て直す時間をつくれている会社は、長く強い。
これは、僕が色々な会社を見てきて実感していることです。
繁忙期のあとに振り返りの時間をとる、休みを取りやすい雰囲気をつくる、仕事量が特定の人に偏らないようにする。
「休ませる仕組み」をつくることも、立派な経営の仕事です。
今日からできるセルフチェック
- 自分(自社)の今の実力を、数字で言えるか
- 数字を「分けて」見たとき、弱点はどこにあるか
- 忙しくても崩れない「型」や「仕組み」はあるか
ひとつでも答えに詰まったら、そこが伸びしろです。
まとめ:会社も体も、仕組みで強くなる

今回お伝えしたかったことは、この2つです。
- 続く仕組みは、「理想」ではなく「現実」に合わせて設計する
- 数字を分けて見て弱点を知り、小さな上積みと休養を繰り返す
筋トレを続けていると、「強くなる」ことに近道はないとつくづく感じます。
でも、正しい仕組みがあれば、迷わずに、確実に、前に進むことができます。
これは、会社づくりも、自分自身の成長も、まったく同じです。
特別な才能がなくても、正しい仕組みと記録があれば、人は必ず前に進める。
筋トレは、そのことを毎回数字で教えてくれる、僕にとっての「経営の先生」なのかもしれません。

最後に、ひとつだけ。
筋トレのいいところは、成果が「数字」と「体」にはっきり表れることです。
先月より重いものが持ち上がった。鏡を見たら、少し体が変わっていた。
その小さな手応えが、次の一回を後押ししてくれます。
仕事でも、小さな手応えを感じられる「仕組み」をつくることができれば、人は自然と前に進みたくなります。
僕もまだまだ成長途中です。デッドリフト110kgの記録も、これから少しずつ更新していくつもりです。
一緒に、体も仕事も強くしていきましょう。
ワキログでした!



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